スクワラン(※18)
植物や動物から摂れるうるおい成分
サメなどの哺乳類やオリーブオイルなどの植物などに含まれている「スクワレン」という成分に、水素を添加した液状の物質です。肌から水分が逃げないように保護する役割を担っており、保湿剤やクリームといった化粧品、スキンケア用品など非常に多くの製品に使用されています。
※18 エモリエント作用
スクワラン(※18)の特徴
浸透(※)力が高く肌馴染みが良い成分
スクワランには深海鮫の肝油から抽出できる動物性スクワランと、オリーブオイルなどの植物から抽出できる植物性スクワランの2種類があります。この成分は、元々人間の皮膚中にも10%程度含まれていることから、浸透(※)作用が高く肌馴染みが良いというのが特徴です。
摂取しても異物と認識されることはほとんど無く、アレルギーの発現率も低いです。同じように皮膚刺激性や皮膚感作性も極めて低いオイルです。そのため、化粧品だけでなく医薬品にも使用され、成分をより浸透(※)させることが可能です。
※ 角質層まで、※18 エモリエント作用
スクワラン(※18)の肌への効果
高いエモリエント効果
スクワラン(※18)は汗と混ざることで皮脂膜ができ、皮膚の水分が蒸発するのを抑制して、硬くなった肌を柔らかくするエモリエント効果があります。この皮脂膜は肌の乾燥を防ぐだけでなく、肌を守るバリア機能も持っているのです。
乾燥した果物はカサカサとしていて弾力がありません。同様に人間の皮膚も乾燥していると弾力が減少してしまいます。スクワラン(※18)は肌の中の水分を保持できるため、もっちりとした素肌に導いてくれます。
※18 エモリエント作用
ふっくら柔らかな肌を保つ効果に期待
皮脂の分泌量が減少すると角質が硬くなり、肌がごわついたり、化粧水などの浸透(※)率が悪くなってしまいます。スクワラン(※18)は、角質が肌の表面で固まってしまうのを抑える作用がある上、肌を柔らかくして不要になった角質を取り除く作用もあるため、うるおい成分が浸透(※)しやすいなめらかな肌に導いてくれます。
また肌の弾力アップも期待できます。この成分1つで、ふっくらとした柔らかな肌に整えてくれます。
※角質層まで、※18 エモリエント作用
肌の保湿効果
スクワラン(※18)には皮脂や水分と混ざり合うことで、皮脂膜を形成する作用があります。皮脂膜はいわゆる肌の表面に張るバリアのことで、水分の蒸発を防いで潤いを閉じ込めることが可能です。肌本来の水分量を維持してくれるので、ナチュラルでしっとりとした潤いを実現できるでしょう。
しかも、アミノ酸やコラーゲンなど、潤いを溜める保湿成分との相性もばっちり。潤い成分をスクワラン(※18)で閉じ込めることにより、1日中潤いを保てます。
※18 エモリエント作用
ほうれい線
スクワラン(※18)はもともと体内にある成分で、30代を過ぎた頃から徐々に減っていきます。この成分が減ってしまうとハリや弾力が失われ、毛穴の開きが目立ってしまうのです。しかし、スクワラン(※18)を配合した化粧品を使用すれば、保湿効果やエモリエント効果によりほうれい線等を美しく整えてくれます。
そもそも乾燥の原因は、水分不足による肌の乾燥です。乾燥した肌はドライフルーツのように、キュッと縮みカサついてしまいます。
そんな肌でもスクワラン(※18)で水分量を維持すれば、肌にハリが生まれ、たるみも目立たなくなるでしょう。上記でもお伝えした通りバリア機能も有しており、紫外線を原因としたこれからできるたるみの予防にもつながります。
※18 エモリエント作用
毛穴詰まり
肌にもスクワラン(※18)は存在しますが酸化しやすいというデメリットがあり、十分な効果を発揮することは難しいです。一方で、化粧品に含まれるスクワラン(※18)は酸化しにくく、肌の上に塗ることで皮脂膜をつくり、肌の内側にある水分が蒸発するのを防いでくれます。また、角質層まで届き潤いをキープすることも可能です。
皮脂は毛穴を通して分泌されますが、分泌されている間は毛穴が開きっぱなしになります。もちろん、適量であれば問題ありませんが、過剰分泌されている場合は分泌をお休みする時間を作るのが重要です。
※18 エモリエント作用
肌への効果
- エモリエント効果
- 保湿効果
まとめ
美容業界で根強い人気を誇る成分
どんな肌質でも使用できる肌馴染みのよいスクワラン(※18)は、化粧水やクリームなど、あらゆる化粧品に含まれています。スクワランを原料とした化粧品を使用することで、エモリエント効果をはじめとする様々な効果が得られることも期待できるます。
また、伸びの良いさらっとしたテクスチャは、ベタつきが苦手な人にもおすすめです。スパトリートメントのexシリーズにもたっぷり含まれており、美容成分が肌の奥深くまで浸透(※)するようサポートしています。
※ 角質層まで、※18 エモリエント作用